例年、冬の季節(主に1月)は「閑散期」と言われ、東京ディズニーリゾート(TDR)の2つのパークが一番空く季節です。
しかし、今年の冬は、東京ディズニーランド(TDL)で開催されている「アナとエルサのフローズンファンタジー」の影響のあり、いつもの冬とはちょっと違った様子に。
■混んでいるようで混んでない? 穏やかな夜のTDS
例のないぐらい混んでいる東京ディズニーランドの影響で、やはり東京ディズニーシーも、ある程度混雑はしているのですが、いつもとはちょっと違った傾向になっています。
既に2月に入り、多くの学生が訪れる季節となりましたが、「場所」と「時間」と「閉園間際のタイミング」によっては、見た事の無い様な、閑散とした風景が見られる事もあります。
東京ディズニーシーに静かな夜が出現した3つの理由を、フォトギャラリーと併せてご紹介します。
■1. アトラクションは学生で混むけれど、それ以外は意外に空いている事も
受験シーズンや、卒業旅行シーズンに合わせて販売されている、学生が割引になる「キャンパスデーパスポート」。
この効果があり、2月から3月になると、徐々に休日も平日も関係ない混雑になってきます。
ただ、学生はやはり、コースター系や、絶叫系アトラクションに集中する傾向があります。
アトラクション待ち時間はかなり長めになりますが、逆にショーをあまり見ない傾向があり、レギュラーショー(ビッグバンドビート、テーブル・イズ・ウェイティング、ミスティックリズム)は、空いている状態となっています。
そのため、確かに人は多く、アトラクション待ち時間だけみるとかなりの混雑に見えますが、学生のほとんどはアトラクションに集中しています。
少し高めのレストランや、ディズニーホテルのレストランは、比較的空いている状態になっています。
また、学生のほとんどは、電車やバスで来園するので、混雑の割には駐車場が空いているのも、この時期の特徴です。
■2. 「アナ雪効果」でディズニーランドにゲストが集中
これまでパークのスペシャルイベントは、“同じ時期” に “両パークで” 開催する事が多かったのですが、今回は東京ディズニーランドだけでスペシャルイベントが開催されています。
対して現在、東京ディズニーシーでは「スウィート・ダッフィー」が開催されておりますが、こちらはスペシャルイベントではありません。エンターテイメントも通常通りです。
デコレーションはありますが、特に新しいエンターテイメントやショーが行われているわけではないのです。
ダッフィーグッズの人気と需要は、もちろんそれなりに大きいですが、やはり全体的には、ゲストが減る冬の時期ですので、それほどいつもの「ダッフィーバー」と言われる賑やかさはない感じになっています。
■3. リハブ(改修)中のアトラクションや施設が多い
現在、メディテレーニアンハーバーでは、大規模な工事が行われています。パークに入ると、大きな柵で海が見えない範囲が広くなっています。
また、これまではほぼ毎日開催されていた、昼間のハーバーショーが、現在はひとつも行われておらず、特別なプログラムも一切無いという事も、シーの雰囲気が全体的に落ち着いているひとつの要因だとも思われます。
また、アトラクションや施設のクローズが多いのも、その理由のひとつ。
現在はハーバー工事に加え、1月13日から3月13日まで「センター・オブ・ジ・アース」が点検のため長期間クローズしており、さらには「マーメイドラグーンシアター」もリニューアル中。
これらの影響は大きく、特に「センター・オブ・ジ・アース」の周辺では、アトラクション以外にも、プロメテウス火山が大規模な改修が行われているため、夜になると人通りが非常に少なくなる傾向があります。
キャンパスデーパスポート効果で、これからは学生が増えてくる季節。
賑やかになるパークですが、「エルサの魔法」はランドだけでなく、シーにも影響を与えている様ですね。
時間と場所を選べば、こんな穏やかな風景も見られるかもしれない、東京ディズニーシー。
まだまだ寒さ厳しい季節ですが、空気が澄んだこの時期ならではの、美しい風景を堪能するのも、シーの魅力かもしれませんね。
※その日の混雑状況により、紹介したような風景に出会えない可能性があります。ご了承ください